骨粗鬆症の検査
高齢者の骨折は医療の枠を超えてあらたな社会問題としても取り上げられています。70歳以上の女性の10人に7人が（潜在的な）骨粗鬆症であるとも言われますが、骨折などで診断される場合を除いて骨粗鬆症は自覚症状があまりありません。透析を受けられている患者さんにはビタミンDの代謝異常も加わって、一般よりはるかに高い骨折のリスクがあることが知られています。
当院では最新型の骨塩定量検査装置を導入いたしました。骨密度の測定にはエックス線を用いる検査と超音波（エコー）を用いる検査の2種類ありますが、測定精度の高さからほぼどの施設でもエックス線による測定が行われているのが現状です。この装置は１５秒から３０秒程度と検査時間が短く、検査台への乗り降りの必要がない橈骨（前腕）で測定可能です。結果は詳細なレポートとしてお返しいたします。骨折のリスクが高いと診断された方には、整形外科専門医のアドバイスのもと骨粗鬆症の治療法についてご案内いたします。
検査は随時施行可能です。ご要望の際には病院事務までお知らせください。
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